当案件は、自社工場敷地内に倉庫がなく、遠隔地に倉庫を借りていたクライアントが、隣接店舗の撤退による空き地を借りて物流倉庫を建築したものです。
同社は大手スーパーに、すしごはんや巻物等を納入している会社です。
スーパーへの納品は全て生もので、会社としての休みがありません。
一年中操業しており、2月節分時の出荷は想像を超える量になります。
建設にあたっては、既存工場へのほこりや衛生面の徹底を現場で指示しながらの工事でした。各週の工程会議にはクライアントの役員は全員出席で、問題が発生した場合には迅速に対応できる体制で工事を進めることとしました。
生ものを扱う倉庫なので、完成後に外部から鼠が進入できないよう配慮しましたが、天井裏で鼠の糞が見つかる事態となり、再度各部位において点検確認しました。
また、倉庫内では空調のバランスが悪く結露が出る始末で、食料品を扱う倉庫の難しさを経験しました。